UoPeopleのTerm2のFinal examsが終わって一息!最近本物のイタリアンコーヒーの味を知ったサクライパンダです🐼 (@Pandasakurai1)
今回の記事では、「これからPrinciples of Finance 1を取る方」、「UoPeopleのコースの内容を詳しく知りたい方」、「実際にUoPeopleの勉強の大変な点を知りたい」という方向けに、私が今学期取ったファイナンスのコースについて色々な観点から紹介していきたいと思います。
UoPeopleのPrinciples of Finance 1のコースの内容
基本的なファイナンスの知識
必修科目: BUS 1102 Basic Accounting (このコースを取る前にこのコースを終わらせていないといけません)
メインの教科書: Wright, R.E. & Quadrini, V. (2009). Money and Banking. Saylor Foundation. Licensed under Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike CC BY-NC-SA 3.0 license. Available from: https://www.saylor.org/site/textbooks/Money%20and%20Banking.pdf
このコースを終えると下記の項目の理解を深めること、そしてスキルを身に付けることができます。
- 財務概念の一般的なフレームワークの理解
- 意思決定が企業価値をどのように高めるかを調べる力
- 投資を評価する力
- リスクとリターンのトレードオフを説明する力
- 財務上の決定が収益にどのように影響するかを分析する力
そして以下が1週目から9週目までのコースの概要です。
Unit 1 Week 1- Financial World and Money (金融の世界とお金)
Unit 2 Week 2- Interest Rates (金利)
Unit 3 Week 3- Financial Structure (金融構造)
Unit 4 Week 4- Banking (銀行)
Unit 5 Week 5- Financial Crisis and Regulation (金融危機と規制)
Unit 6 Week 6- Monetary Policy Tools (金融政策手段)
Unit 7 Week 7- IS-LM Model (IS-LMモデル)
Unit 8 Week 8- Advanced Financial Topics (高度な金融のトピック)
Unit 9 Week 9- Final Examination (期末試験)
という感じで主要な点としては
- 債券・国債とは何か
- どうやって金融商品が市場で売買されているのか
- どの様にして金融商品(株や債券等)を買うのか(買った場合の利回りの計算方法)
- どこでそれらが買えるのか
- 銀行はどうやって稼いでいるのか
- 銀行や中央銀行は社会でどの様な役割を果たしているのか
- 金利とは何か
- 政府は経済状況によってどの様な金融手段を使い分けているのか
- IS-LMモデルがどの様に使われているのか
といった内容がぎっしり細かく詰まっています。大学らしく、ファイナンスを理解するにあたって基本的な内容と専門的な内容の2つが合わさっています。
UoPeopleのPrinciples of Finance 1を受講した理由
理由はシンプルに、経営学の学士を取得するにあたって必修科目であるためです。
経営学を専攻する人、すなわちBusiness Administrationの学士(4年)・短期大学士(2年)を取得したい方は、このコースは絶対に取らなくてはいけません。
経営学の学位をUoPeopleで取得したい方は避けて通れない道です(笑)
UoPeopleのPrinciples of Finance 1で大変だった点
課題の量
Writing Assignmentの課題の量が本当に多かったので、早く今学期終わってくれないかなーと思っていました(笑)
課題の量が多いというのは、つまり「出される課題のテーマ」に対してのエッセーに含めなくてはいけない条件が5点もあったので多かったです。テーマの質問に答えつつ、5点の観点のキーワードをしっかし組み込まなければいけなかったので、Outlineの作成は必須でした。
逆に、Learning Journalは文字数が「200文字まで」や「250文字まで」と制限されていたのですごく楽でした‼
教科書以外からのリサーチ・分析が必要
Writing Assignmentをやる際に、教科書からの内容ではなく「教科書で読んだ知識を活用して答える」必要性があるテーマが多かったので、教科書には答えがなく、GoogleやUoPeopleのLibraryのデータベースで論文を探さなければいけませんでした。
そのため、教科書の内容をしっかり読んで理解する必要があったので、Writing Assignmentはどうしても週の終りに手掛けることになってしまいました。
今まで取ってきたUoPeopleのWriting Assignmentは「答えが教科書に載っていた」ため、正直自分はそこまで大変だとは感じませんでした^^
クラスのレベルが上がるにつれ、こういった実践的な内容の宿題が増えていくのでしょうね。
UoPeopleのPrinciples of Financeで良い成績を取るコツ
復習問題を何度も解き直す
どのコースでも同じ事が言えますが、「Self-Quiz」を何度も解き直すこと!!
これをやらなかったら余程の秀才でない限りAを取ることは難しいと思います^^
なぜならば、Week 3とWeek 6のGraded QuizはほぼこのSelf-Quizの内容の質問が出るからです。
また、Final Examsでも似たような問題が出てくる場合があります。(完全に同じではないです)
分からない問題・箇所は聞く
Self-Quizで何度も解き直したけれど、自分で理解できない問題は3つの方法で解決します。
①Googleで調べる ←大抵の答えは出てくる。そして1番手っ取り早い。
②Course Forumで質問を投稿する ←クラスによりますが、クラスが上の方になるとCourse Forum をチェックする生徒が多く、教授よりも先に手伝ってくれることが多いです。
③教授にメッセージをする ←教授により返信のスピードが違います。1日で返ってくる場合もありますが、3日以内には返事がきます。
クラスメイトと友達になる
Discussion Forumですごく内容が細かい生徒がどのコースにもいます。つまり、そういった熱心な生徒にMoodleでメッセージを送り合い、お互い励まし合いながら、勉強の質問をしていきます。これができた場合は、Googleで調べても分からない時に、すぐに友達に相談できます!
パンダはこのコースで18歳の優等生の女の子とWeek 2で友達になり、Google ドキュメントでお互いの授業ノートをシェアして、分からないところはコメントを付けたり、Moodleでメッセージを送り合って授業の理解度を深めていました。
他のクラスではこういう事をしたことがなかったのですが、今回のコースは今までで一番難しくて(特に計算問題!!)、Course Forumでの返信が遅いことや、教授の説明が短すぎて分からなかったので、本当にこの子がいなかったらこのコースはPassできていなかったと思います(笑)
この子とはプライベートの事もシェアして、意気投合したので、これからUoPeopleで取る予定のコースをシェアして、同じ学期になるべく同じコースを取ろう!(笑)ということになりました^^
UoPeopleでの初のお友達です♡
UoPeople以外の教材を+αで勉強する
①YouTubeで両学長のお金に関する動画を観る
両学長さんのお金に関する動画を観てお金に関する知識を増やしていきました。
このコースでは投資についても勉強するので、投資関連の動画はよく電車移動中に観ていました。
両学長さんがおすすめしていたファイナンシャルプランナーの書籍も購入して、UoPeopleの教材と照らし合わせていました。正直、日本語の方が分かりやすく丁寧に説明が書いてあったのでこれがあって助かりました^^
みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2020-2021年をみる
②Khan Academy の動画を観る
この動画を見ずにこのコースを良成績で終わらせることは不可能だったと思います(笑)
終盤の方のAggregate Demand やAggregate Supply Curveについては教科書を読んでも全く分からなかったのですが、Khan Academyの動画はすごく分かりやすくて、動画作成者に拝みたいくらい!!!
③Investopediaを参考にする
経済関係のトピックはほとんどが説明されているし、情報が全て書いてあるから参考文献もすごく書きやすい。授業で使っていた教科書は長くて難しいし、ストーリーがよく分からないのが多くてInvestopediaみたいに簡潔に重要事項とかをまとめてくれているサイトがあるのは嬉しい。
Final Examの勉強をするポイント
計算問題のための公式を確認
Graded Quiz はほとんどSelf-Quizの内容から出たのですが、Final Examは全く内容が違っていて、ほとんどが債権や国債、実際に株を買った際に必要となる公式が必要な計算問題ばかりで、いつもは「Final Examは復習すれば余裕かなー」という気持ちだったのですが、今回は時間が最後7分しか残らずかなり焦りました^^
Week 1から、教科書に出てくる公式は全てノートに書いたほうが良いです。
もし、時間に余裕があれば各チャプターの終りや、その公式の説明の後に「exercise」があり、計算問題の練習ができますのでそれを解いて、分からなければ教授やクラスメイトに質問することをお勧めします。
Self-QuizとReview-Quizを解き直す
UoPeopleでは基本中の基本ですが、Final Examsには絶対に何問かは過去のSelf-Quizから問題が出ますし、Review Quizをやらないと自分がどの分野で理解が足りていないのか分からないので、時間がかかってもやることをお勧めします。
Week 6までの内容を徹底的に勉強する
あくまでこのコースに限ったことですが、今回のこのコースのFinal ExamはなぜかWeek6までの内容が多くて焦りました!! なぜかというと、今までならGraded Quiz、もしくはReview Quizで出た範囲の問題が出るのですが、今回はほとんど出ませんでした。新しい問題ばかりで、「1時間は足りないでしょ!?」とは思っていましたが、なんとか終わらせることができました…。
計算問題は本当に多いので、Week 6までに出る計算問題は何度も復習することをおすすめします。
UoPeopleのPrinciples of Financeを受講して学んだこと
個人的には両学長の動画を観ていることもあり、投資に関する知識が増えました。具体的には利回りの計算方法であったり、金利がどのように経済や人々の需要や供給に影響を与えているのかをグラフで理解することができました。
次に学んだのは銀行と中央銀行の仕組みについてです。大学1年次にMacroeconomicsを取った際、軽~く銀行の仕組みを学んだのですが、このコースでは実際にBalance Sheetではどのような変化が起きるのか、中央銀行のBalance sheetはどう変わればMoney Base(お金がどれくらい市場に回るのか)が変わるのか。すごく細かい所まで勉強できたので、日常生活でみる銀行の見え方が変わりました!!^^
このコースを取った後は、お金を使ったり、投資をしないと経済は回らないんだなーと理論的に理解することができたので、まずは楽天証券から投資を始めました^^
私がこのコースを受講していた時の授業ノートをまとまりがないですが、Noteで無料公開してますので参考までに🐼
まとめ
とにかくこのコースでは、①Self-Quizを解きまくる②分からないところは聞く③+αの教材を駆使する④公式をノートに全部書いて計算問題を練習する、の4つのことができればAは間違いないです。
Writing Assignmentの課題の量は多いのですが、どれも実践的でためになるし、結局私が1番学べたのはこのWriting Assignmentにどれだけ時間をかけたか、でした。
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コメント
コメント一覧 (2件)
サクライパンダさん、はじめまして!
私はCS専攻ですが、こちらのブログを拝見したことがきっかけで踏ん切りがつき、この度UoPに入学しました☺
圧倒的な情報量と分かりやすくてお人柄を感じる文章に魅了されて、専攻は違えど一読者として記事の更新を楽しみにしています。
Yammerの日本人グループにも参加しているので、またお目にかかることがあるかもしれませんね。
オンラインならではの厳しさもあるとは思いますが、お互い頑張りましょうね。
サクライパンダさんのより一層のご活躍をお祈りしています✨
Yukiさん、貴重なコメントとポジティブフィードバックありがとうございます
そしてUoPeople入学おめでとうございます!! 私の記事がきっかけでUoPeopleへの入学を決心されたとのことで、大変嬉しく感じております!入学おめでとうございます!
専攻は違いますが、UoPeople生徒同士、オンライン学習は大変なので一緒に頑張っていきましょう!!
ツイッターとインスタの更新を毎日しているのでそちらも参考にして下さい^^
ツイッターだと他の日本人のUoPeopleの生徒の方々とも交流できて、モチベーションUPに繋がっています!
今後も記事更新を頑張っていくのでよろしくお願い致します